120㎡のバーベキューレストラン(室内60㎡+テラス60㎡)。夏シーズンに稼ぎ頭となるテラス席だが、照明の修繕費がかさむことが長年の悩みだった。「梅雨明けに点検するたびに、テラスの電球が3〜4本切れている。防水を気にせずに設置した業者のせいで、毎年修繕費が5〜6万円かかっていた」とオーナーは振り返る。
グリル周辺に取り付けた蛍光灯は熱と煙によって半年以内に曇り・変色し、外装サインも旧式ネオン管が経年劣化で一部消灯していた。室内客席の昼白色蛍光灯も「夜の雰囲気が出ない」という常連客からの声があった。
LED PRO SHOPへの相談でテラスIP65・グリルIP44・室内2700K電球色・外装IP65の4ゾーン設計が提案された。「IP規格の区分けを体系的に説明してもらったのは初めてだった」とすぐに施工を決断した。
バーベキューレストラン オーナー の声
「テラスの照明が全然壊れなくなりました。IP65に変えてから梅雨も台風も問題なし。室内を2700K電球色にしたら、夜に来るカップルのお客さんが増えた気がします。電気代も月7千円近く下がって、3年で元が取れる計算です。」— 関東地方・バーベキューレストラン オーナー
バーベキューレストランの照明設計では、テラス・屋外席の防水設計とグリルエリアの耐熱・防湿設計が、省エネと設備維持コストの両面で決定的な差を生みます。防水規格を無視した屋外照明は梅雨・台風ごとに故障し、累積修繕費が施工費を上回るケースも珍しくありません。
今回の施工では、テラスにIP65防水仕様COBテープLED(2700K)を採用し、グリル周辺にはIP44防湿仕様(3000K)を設置。室内客席は食欲増進・ムード演出に優れた2700K/Ra90電球色を選定し、4ゾーン全体で44%の省エネを達成しました。
施工概要:バーベキューレストラン 120㎡(テラス60㎡・グリルエリア・室内客席・外装) / テラスIP65/2700K・グリルIP44/3000K・室内2700K/Ra90・外装IP65/3000K / 施工費54万円 / 44%省エネ・年間18万円削減・回収3.0年
| エリア | 旧照明 | 新LED(COBテープ) | 削減率 |
|---|---|---|---|
| 屋外テラス席(60㎡) | 白熱電球60W × 30個 = 1,800W Ra100 / 2700K / IP20(屋外不適) |
COB 10W/m × 60m = 600W Ra90 / 2700K IP65防水 |
67%削減 |
| グリルエリア(40㎡) | Hf蛍光灯32W × 12本 = 384W Ra75 / 4200K / 防湿なし |
COB 10W/m × 25m = 250W Ra85 / 3000K IP44防湿 |
35%削減 |
| 室内客席(60㎡) | Hf蛍光灯32W × 16本 = 512W Ra75 / 4200K |
COB 10W/m × 40m = 400W Ra90 / 2700K IP20 |
22%削減 |
| 外装サイン・入口(20m) | 旧式ネオン管 / 蛍光灯 300W Ra65 / 6500K |
COB 8W/m × 20m = 160W 3000K IP65防水 |
47%削減 |
| 合計 | 2,996W | 1,410W | 53%削減(電力)→ 総合44%省エネ |
日本の年間降水量は1,700mm前後で、梅雨・台風シーズンには集中して雨水にさらされます。屋外テラスに設置する照明器具のIP規格は、ランニングコストとメンテナンス頻度に直結します。
| IP規格 | 保護レベル | テラス設置 | 推奨用途 |
|---|---|---|---|
| IP20 | 固形物保護のみ(水対応なし) | 不可(屋外NG) | 屋内専用エリア |
| IP44 | 防塵+あらゆる方向の水しぶき対応 | 軒下・屋根付き限定 | グリルエリア・屋根付きテラス |
| IP55 | 防塵+あらゆる方向の噴流水対応 | 可(半屋外に適する) | 屋根なしテラス・通路 |
| IP65(今回採用) | 防塵完全保護+あらゆる方向の強い噴流水 | 推奨(台風対応) | テラス・屋外・外装サイン |
バーベキューグリルからは煙・油分を含む蒸気が常時発生します。IP20の一般LED器具では油分が内部に侵入し、電気部品の腐食・ショートが起きやすくなります。IP44防湿仕様COBテープは封止剤でLEDチップと回路を保護しており、油煙環境でも長期安定稼働が可能です。
また、グリル直上への設置は避け、熱源から最低30cm以上の距離を確保することで、LEDの動作温度範囲内での安全な稼働を保証します。放熱アルミチャンネル(ヒートシンク効果)を組み合わせることで、熱によるLED寿命低下を最小化しています。
| 項目 | 旧照明(年間) | 新LED(年間) | 削減額 |
|---|---|---|---|
| 電力費 稼働14h/日×360日=5,040h |
2,996W×5,040h=15,100kWh ×¥30=453,024円 |
1,410W×5,040h=7,106kWh ×¥30=213,192円 |
239,832円 |
| テラス照明修繕費 毎年梅雨・台風後の修繕 |
電球交換・ショート修理 約60,000円 |
IP65で浸水・修繕ほぼゼロ ≒0円 |
60,000円 |
| ランプ交換費 白熱球30個×年3回交換 |
30個×3回×¥300=27,000円 | COB寿命50,000h(約9.8年) ほぼ交換不要 ≒0円 |
27,000円 |
| 合計削減額 | 540,024円/年 | 213,192円/年 | 約180,000円/年 |
投資回収計算:施工費 540,000円 ÷ 年間削減額 180,000円 = 3.0年で回収。屋外テラスは白熱球の消費電力が大きく省エネ効果が特に高いゾーンです。IP65化による修繕費ゼロ化が投資回収をさらに加速させます。
BBQレストランの屋内・グリルエリアで使われるHf蛍光灯・直管蛍光灯は主要メーカーが2025〜2027年に製造終了予定。テラスで使われていた白熱球も省エネ規制強化で代替調達が難しくなっています。
A. 屋外テラス席・オープンデッキには最低IP65(防塵完全保護+あらゆる方向からの噴流水に対する保護)が必要です。IP44では強雨・台風時に水が侵入するリスクがあります。軒下や屋根付きテラスでもIP55以上を推奨します。雨水の吹き込みが多い環境ではIP67以上を選ぶと安心です。
A. グリル直上・炎の届く位置にはLEDテープの設置は適していません。ただし、グリルから30cm以上離れた上部や側面には、IP44以上かつ使用温度範囲内のLEDテープを使用できます。グリルエリアの照明は熱源から適切な距離を確保し、アルミチャンネルで放熱を促進する設計が重要です。
A. 屋外テラスのBBQシーンには2700〜3000K電球色が最適です。炭火・焼き肉の温かみのある色と自然に調和し、食欲増進効果があります。6500K昼光色では夜のテラスが無機質に見え、食事の雰囲気が損なわれます。夜間営業が多いBBQレストランでは電球色の演出効果が集客力に直結します。
LED PRO SHOPではIP65防水対応・IP44防湿対応のCOBテープLEDを取り揃えています。屋外テラス用・グリルエリア用・室内客席用を用途に合わせてお選びください。
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