施工事例 / ラグジュアリー

ホテルロビーの
LED照明施工事例

エントランス・受付・コンシェルジュ・ラウンジ4ゾーンを
COB 24V 2700〜3000K Ra90でリニューアル。

2026-05-01 公開 | LED PRO SHOP 技術チーム
🏨4ゾーン設計
🌡2700〜3000K 電球色
🎨Ra90以上
🔆調光システム対応
💡COB 24V テープ

なぜホテルロビーにLEDテープ間接照明が選ばれるのか

ホテルのロビーは、宿泊客が最初に受ける「第一印象」の空間です。照明の質が空間の格を決めると言っても過言ではありません。高級ホテルのロビーで特徴的なのは、点在するダウンライトではなく、建築に溶け込む間接照明の使い方です。

LEDテープ照明(特にCOBタイプ)は、アルミフレームと組み合わせることで天井コーニス・壁面コーブ・カウンター下面・柱周りに光源を隠したまま空間全体を照らすことができます。光源が直接見えないため「どこから光が来るのかわからない」という上質な光の演出が可能です。

「光源を見せず、光だけを見せる」
——これがホテルロビー照明の設計哲学 LEDテープ間接照明が実現するラグジュアリーな空間体験

また、ホテルのロビーは24時間稼働する空間でもあります。深夜のチェックインに対応しながら、早朝の明るい採光とのバランスを取るために、調光システムとの連携が必須となります。LEDテープ照明は調光器(ディマー)との相性が良く、朝の明るいチェックアウト時間から深夜の落ち着いたムードまで、シームレスに切り替えができます。

施工事例:都市型シティホテル ロビーリニューアル

東京近郊のシティホテル(客室数120室・3〜4つ星クラス)のロビーエリア照明リニューアル事例です。従来の蛍光灯シーリング器具を全廃し、LEDテープ間接照明を中心とした光環境へ刷新しました。

ロビー面積
280㎡
ゾーン数
4
総テープ長
72m
総消費電力
432W
調光対応
PWM調光
電源装置
4台
ゾーン A エントランス・吹き抜け(100㎡)
テープ種類 COB 24V 8W/m
色温度 2700K(電球色)
演色性 Ra90以上
設置長 25m(天井コーニス)
消費電力 200W
フレーム Tチャンネル(埋込)ゴールド塗装
吹き抜け天井の三方コーニスにTチャンネル(埋込型)を設置。光が天井面に向かって広がり、間接的にロビー全体を照らす構成。ゴールド塗装のフレームがインテリアのアクセントに。2700Kの電球色でエントランス全体を温かく包み込む。
ゾーン B フロントカウンター(40㎡)
テープ種類 COB 24V 10W/m
色温度 3000K(温白色)
演色性 Ra90以上
設置長 18m(カウンター下面+上部棚)
消費電力 180W
フレーム Uチャンネル(表面)ブラック
カウンター前面の幕板下に設置し、カウンター表面を均一に照らすフェイスアップ照明を実現。カウンター上部の棚には内照明として追加設置。3000K温白色でエントランスより少し明るく実務的な印象に。スタッフの顔色・手元の書類が自然な色で見える高演色Ra90を採用。
ゾーン C コンシェルジュデスク・情報コーナー(40㎡)
テープ種類 COB 24V 8W/m
色温度 3000K(温白色)
演色性 Ra90以上
設置長 12m(デスク下面+背面棚)
消費電力 96W
特徴 パンフレット什器内照明も兼用
コンシェルジュデスクの下面・側面と、パンフレット・地図等を展示する背面什器内部を照らす。什器内部はLEDテープを横向きに設置することで展示物全体を均一に照射。観光案内・地図の印刷文字がはっきり読める3000K Ra90を採用。
ゾーン D ラウンジ・待合コーナー(100㎡)
テープ種類 COB 24V 6W/m
色温度 2700K(電球色)
演色性 Ra90以上
設置長 17m(ソファ背面コーブ・棚下)
消費電力 102W
設置 壁面コーブ照明+棚下間接
ロビーで最もリラックスして欲しいゾーン。ソファ背面の壁に設けたコーブに6W/mの低輝度テープを設置し、壁面に向かって柔らかく光を当てる。棚下照明と組み合わせて多層的な光の深みを演出。2700K電球色でホテルバーのような落ち着きある雰囲気を実現。

電力設計まとめ

全ゾーン電力設計

ゾーンA(エントランス)25m × 8W = 200W → 電源240W(調光対応)
ゾーンB(フロントカウンター)18m × 10W = 180W → 電源216W(調光対応)
ゾーンC(コンシェルジュ)12m × 8W = 96W → 電源120W(調光対応)
ゾーンD(ラウンジ)17m × 6W = 102W → 電源125W(調光対応)
テープ合計長72m
総消費電力578W(計算値)
電源装置合計容量701W(×1.2係数後)
調光方式PWM調光(0〜100%)

ホテルロビーの調光タイムライン設計

ホテルのロビーは24時間稼働する空間ですが、時間帯によって求められる照明の質が大きく異なります。タイムスケジュールコントローラーを使った調光プログラムを設計することで、電気代の削減と快適な空間演出を両立できます。

6:00〜9:00
チェックアウト・朝食時間(明るさ90%) ゲストが多く動く時間帯。清潔感と機能性を優先し、全ゾーンを高輝度で点灯。チェックアウト手続きが多いフロントゾーンは特に明るく。
9:00〜15:00
日中(明るさ70〜80%) 自然光が豊富な時間帯は照明を絞り節電。コンシェルジュ・フロントは業務対応で継続点灯。エントランス・ラウンジは60〜70%に。
15:00〜18:00
チェックイン時間(明るさ85%) 到着ゲストの第一印象を作る重要な時間帯。エントランスを明るく迎え入れ、フロントは活発な印象に。ラウンジも明るく開放的に。
18:00〜22:00
夕方・ディナータイム(明るさ70%) ゲストが落ち着く時間帯。全体をやや落として温かみを強調。ラウンジコーナーは特に50%程度に絞りバーのような雰囲気に。
22:00〜6:00
深夜(明るさ30〜40%) フロント当直スタッフが対応できる最低限の明るさ。エネルギー節約と静謐な夜の雰囲気を両立。深夜チェックインのゲストへの配慮で完全消灯はしない。
調光による電力削減効果:24時間フル点灯(578W)と比較して、タイムスケジュール調光を導入した場合の平均点灯率は約65%。年間の電力消費を約35%削減でき、電気代削減額は年間約7万〜10万円(電源容量・運用状況による)が見込めます。

ホテルロビー照明の光設計4原則

🌅
階層照明( layered lighting)
コーニス(上方)・コーブ(壁面)・棚下(中間)の複数レイヤーで奥行きと立体感を演出。単一高度の照明では出せない上質な空間に。
👁
グレアゼロ設計
光源を直接見せないアルミフレーム設置が基本。コーニスの幕板角度・フレームの隠蔽深さを調整して、どの角度からも光源が見えない位置取りを計算。
🎨
色温度の統一と変化
エントランス・ラウンジ2700K/フロント・コンシェルジュ3000Kの2段構成。機能ゾーンは少し明るく、リラックスゾーンは温かく——空間の意図を色温度で伝える。
🔆
Ra90高演色の選択
宿泊客の顔色・肌色・手荷物の素材感——これらが不自然に見えると「なんとなく居心地が悪い」という体験になる。Ra90以上でゲストを美しく見せる。

ホテルロビーでのアルミフレーム選定

設置場所フレーム種類仕上げ理由
天井コーニス Tチャンネル(埋込型) ゴールドアルマイト 天井面と面一になり光源が完全に隠れる。高級感のある仕上げ色がインテリアと調和
カウンター下面 Uチャンネル(表面型) ブラックアルマイト カウンター幕板の内側に設置し前方に光を照射。マットブラックが高級家具の印象
壁面コーブ Tチャンネル(埋込型) ホワイト or 壁色に合わせ塗装 壁に彫り込んだ溝にフレームを埋め込み、壁面に向けて光を照射するコーブ照明
棚下・什器内 Uチャンネル(表面型)ミニ シルバーアルマイト スリムな棚下に収まるコンパクトサイズ。拡散板付きで光の粒々感なし

ホテル照明でCOBタイプを選ぶ理由

LEDテープには大きく分けてSMD(点状LEDが並ぶタイプ)とCOB(連続発光タイプ)の2種類があります。ホテルロビーのようなプレステージ空間では、COBタイプが圧倒的に優れています。

ホテルロビー施工での注意点

  1. 営業時間外施工の調整:ホテルは24時間稼働のため、施工は深夜〜早朝(通常24:00〜6:00)に分割して実施。1ゾーンずつ完了させ、翌日の開業時間に間に合わせるスケジュール管理が必要。
  2. 既存インテリアへのダメージ回避:大理石・高級木材・特注壁紙など高価な内装材への養生を徹底。アルミフレームのネジ穴位置は建築図面と照合し、下地確認後に穿孔。
  3. 配線の完全隠蔽:ホテルロビーでは配線が1mmでも見えることが許されない。壁内配管・天井裏配線・モールの色合わせ(金属モール+同色塗装)で配線を完全に隠す。
  4. 調光システムとの連携テスト:既存の照明制御システム(DALI/0-10V/PWM等)との互換性を事前確認。電源装置の調光入力方式を照明制御システムに合わせて選定。
  5. 完成後の照度・色温度測定と記録:施工完了後に各ゾーンの照度(lx)と色温度(K)を計測し、設計値との差異を確認。ホテル側への引き渡し書類として記録を残す。

まとめ:ホテルロビー照明選定のポイント

ホテル・商業施設向けCOBテープを見る

高演色COB 24Vシリーズ・埋込型アルミフレーム・調光対応電源装置を取り揃えています。
ラグジュアリー空間の照明設計にご活用ください。