この記事について(正直な線引き)
当店はLEDテープライトと電源・調光器の店で、ショールーム天井の主照明となる大型ライン照明・投光器の灯体は取り扱っていません。この記事の前半は車の見せ方に共通する考え方の整理、後半は展示台・商談席・サインなど当店の部材が実際に役立つ場所の設計です。施工の実績を示す記事ではなく、検討と発注の前に読む手引きです。
出発点=「ボディに何が映るか」を設計する
磨かれた車のボディは曲面の鏡です。ショールームでは天井の照明がそのままボディに映り込むため、照明計画は「明るさの計画」であると同時に「映り込みの計画」です。
- 細切れの点光源がバラバラに映ると、ボディの上に雑然とした点々が並び、安っぽく見えます。
- 連続した光のライン(面光源の帯)が曲面に沿って映ると、プレスラインとボディの張りが際立ちます。自動車メーカーのショールームで天井に長いライン照明が通っているのはこのためです。
- ラインの向きは車の置き方(正面向き・斜め置き)とセットで決めます。展示レイアウトを変える予定があるなら、映り方も一緒に変わることを織り込んでおいてください。
天井のライン照明について:主照明になる大型のライン器具は照明メーカーの領分です。当店のテープでも短い光のラインは作れますが、車を照らす主役の光量は専用器具で確保し、テープは「面で補う・縁で見せる」役に使うのが適材適所です。
色温度と演色=塗装色が主役
LEDテープの使いどころ
- 展示台・ステージの立ち上がり:台の縁を光らせて車を浮かせて見せます。粒(ドット)が出ないCOBタイプなら縁の線がきれいに出ます(COBとSMDの違い)。
- 受付・商談ブースのカウンター・棚:カウンター下の間接光は目印と高級感の両方に効きます。
- ショーウィンドウの縁・サイン:夜のロードサイドで店の顔になります。ガラス面の外側・屋外側はIP20不可=屋内側から見せる設計にしてください(IP等級の選び方)。
- 納車スペースの演出:引き渡しの瞬間を特別にする間接照明。写真を撮る場面なので、ちらつきの試し撮りをしてから広げます(カメラのちらつきとPWM周波数)。
床近くに仕込む場合は、タイヤ・足・清掃機器が当たらない位置を選び、アルミフレーム+カバーで保護してください。
長さと電源の計算
当店のCOBテープライトは約12W/m(1巻5mで約60W・単色の場合)です。電源は連続で使う負荷を定格の半分に収めます(電源の選び方(定格の半分))。
消費電力
約12W/m
COB24シリーズ(単色)・1巻5mで約60W
電源の使い方
定格の半分
200W→1巻/300W→2巻/400W→3巻
1列の長さ
5m前後で給電
長くつなぐと末端が暗くなる(電圧降下)
計算の例:展示台1台の縁取り12m(車1台分の外周程度)=約144W=DC24V 200W電源1台に収まります。展示台が複数ある場合は台ごとに電源を分けると、レイアウト替えで配線をやり直さずに済みます(電源の置き場所の決め方)。
部材のまとめ(当店で揃うもの)
| 部材 | 当店の取り扱い | 用途 |
|---|---|---|
| LEDテープ(単色) | COBテープライト 24V 全12色・5m巻 ¥2,100+税(税込¥2,310) | 展示台の縁・商談ブース・サイン・納車スペース |
| 電源 | DC24V 200W/300W/400W | 展示台・系統ごとに1台 |
| 調光器 | 単色調光器 RFリモコン付 | 営業時間帯・夜のウィンドウの調整 |
| アルミフレーム | 通常型25mm・埋め込み型20mm | 床近くの保護と放熱 |
| シリコンカバー | 8〜15mm対応 | 店名サイン・ウィンドウのライン |
まとまった数量・法人でのご購入は大量購入のご案内もご覧ください。
検討前チェックリスト
- 天井の光がボディにどう映るかを、実車を置いた状態で確認する段取りにした
- 展示フロアはRa90以上・赤系の主力車種があるならR9も確認した
- 商談席は展示フロアと色温度を分けた
- 展示台のテープはタイヤ・足が当たらない位置+フレーム保護にした
- ウィンドウ・屋外側にIP20のテープを使う計画になっていない
- 納車スペースなど撮影の多い場所は試し撮りの段取りにした
- テープの合計長さ(m)を出し、約12W/mで電源のWを計算した(定格の半分)
- 展示レイアウト替えを想定して電源・配線を分けた
よくある質問(FAQ)
ショールームの車をきれいに見せる照明のコツは何ですか?
磨かれたボディは鏡なので、天井の光がそのまま映り込みます。ポイントは「何を映すか」を設計することで、細切れの点光源がバラバラに映ると雑然と見え、連続した光のラインがボディの曲面に沿って映ると、プレスラインが際立ってきれいに見えます。
展示車の塗装色がくすんで見えるのはなぜですか?
光の演色性が足りていないことが多いです。Ra90以上を目安にし、赤系の塗装が多いショールームではR9も確認してください。R9の低い光では赤いボディが沈んで見えます。色温度は4000〜5000Kの白めがボディをシャープに見せる定番です。
ショールームでLEDテープはどこに使えますか?
①展示台・ステージの立ち上がりや床の縁②受付・商談ブースのカウンターや棚の間接光③ショーウィンドウの縁やサインのライン④納車スペースの演出です。床近くに仕込む場合は、タイヤや足が当たらない位置とアルミフレームでの保護を確認してください。
商談席の照明は展示フロアと同じでよいですか?
分けるのがおすすめです。展示フロアは白めでシャープに、商談席は3000〜3500Kの少し暖かい光にすると話しやすい雰囲気になります。見積書を読む手元の明るさは確保しつつ、強い光が直接目に入らない位置関係にすると長い商談でも疲れにくくなります。
展示台の縁取りに使う場合、電源は何Wが要りますか?
当店のCOBテープは約12W/mです。展示台1台の縁取りが12mなら約144W。電源は定格の半分で使う考え方から、DC24V 300W電源1台 をおすすめします。展示台が複数ある場合は台ごとに電源を分けると、レイアウト替えのときに配線をやり直さずに済みます。
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DC24V・5m巻の全12色、¥2,100+税(税込¥2,310)です。320粒/m・テープ幅8mm・カット単位50mm・Ra>90・IP20(屋内専用)・寿命5万時間。1巻から購入でき、ご入金確認後3営業日以内に発送します。
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