施工事例 B-88

ウイスキーバー LED照明施工事例
バックバー棚Ra90・琥珀色演出4ゾーン対応
44%省エネ・年間12万円削減・回収2.2年

44%
省エネ率
12万円
年間削減額
2.2年
投資回収期間
Ra90
バックバー高演色規格

「棚の蛍光灯じゃウイスキーが色あせて見える」——白色光が壊していたバーの世界観

65㎡・バーカウンター8席・ラウンジ4テーブルを構えるウイスキーバー。300本以上のシングルモルト・ブレンデッドを並べるバックバー棚に、開業以来ずっと昼白色の蛍光灯を使い続けていた。「せっかくの琥珀色のボトルが、白い光の下で全部同じように見えてしまう」とオーナーバーテンダーは語る。

蛍光灯の5000K白色光では、ウイスキー特有のゴールド・アンバー・ペールゴールドの色差が潰れ、棚全体の視覚的訴求力が低下していた。また、ラウンジ席は照度が高すぎて「落ち着いて飲める雰囲気ではない」との声があった。

バックバー棚に2700K/Ra90のCOBテープLEDを設置し、ラウンジ席を調光対応に切り替えた結果、「別の店みたいに雰囲気が変わった」とSNSで話題になり新規客が増加した。

ウイスキーバー オーナーバーテンダーの声

「バックバーの照明を変えてから、お客さんが入った瞬間に『雰囲気が変わった』と驚いてくれます。ウイスキーのボトルの色が本当に綺麗に見えるようになって、ボトルキープも増えました。電気代も月4千円近く下がりました。」
— 東海地方・ウイスキーバー オーナーバーテンダー

よくある失敗例:バーのLED化でありがちな問題

ウイスキーバーで照明が決定的に重要な理由

ウイスキーバーの主役はボトル棚です。300本以上のボトルが並ぶバックバーは、ウイスキーのブランド力・希少性・多様性を視覚的に伝える最大のアピールポイントです。この棚を最も美しく見せる照明が2700K電球色・Ra90以上の組み合わせです。

ウイスキーのボトルは液体の色だけでなく、ラベルのデザイン・瓶の形・封印ロウの色など多くの視覚的要素で構成されています。Ra90以上の高演色照明下では、これらの細部が正確に再現され、「棚全体が宝石箱のように輝く」視覚効果が生まれます。

施工概要:ウイスキーバー 65㎡(バーカウンター8席・ラウンジ4テーブル) / バックバー棚2700K/Ra90・ラウンジ席調光対応・カウンター下IP44・外装IP65 / 施工費27万円 / 44%省エネ・年間12万円削減・回収2.2年

施工前後 照明スペック比較

エリア旧照明新LED(COBテープ)削減率
バックバー棚(15m) Hf蛍光灯32W × 6本 = 192W
Ra75 / 5000K
COB 6W/m × 15m = 90W
Ra90 / 2700K
IP20
53%削減
バーカウンター・天板(10m) Hf蛍光灯32W × 4本 = 128W
Ra75 / 4200K
COB 8W/m × 10m = 80W
Ra90 / 3000K
IP44
38%削減
ラウンジ席・間接照明(20m) Hf蛍光灯32W × 8本 = 256W
Ra75 / 4200K
COB 8W/m × 20m = 160W
Ra90 / 2700K
調光対応
38%削減
外装看板・入口(8m) 外照式蛍光灯40W × 4本 = 160W
Ra65 / 5000K
COB 6W/m × 8m = 48W
2700K
IP65防水
70%削減
合計 736W 378W 49%削減(加重平均44%)

4ゾーン別 設計詳細

ZONE A
バックバー棚(ボトル陳列)
色温度:2700K 超電球色
演色性:Ra90
テープ:COB 6W/m × 15m
消費電力:90W
照度:200〜400lx(棚面)
IP規格:IP20(屋内)
目的:ウイスキーの琥珀色・ラベル色の最大演出
ZONE B
バーカウンター・天板下
色温度:3000K 電球色
演色性:Ra90
テープ:COB 8W/m × 10m
消費電力:80W
照度:150〜200lx(作業面)
IP規格:IP44 防湿
目的:グラス・氷の演出、バーテンダーの作業照度確保
ZONE C
ラウンジ席・間接照明
色温度:2700K 超電球色
演色性:Ra90
テープ:COB 8W/m × 20m
調光:0〜100%対応
照度:50〜150lx(シーン切替)
IP規格:IP20(屋内)
目的:落ち着いた雰囲気演出・ゆっくりした滞在時間の創出
ZONE D
外装看板・入口
色温度:2700K 超電球色
演色性:Ra90
テープ:COB 6W/m × 8m
消費電力:48W
IP規格:IP65 防水
目的:夜間の店舗認知・入りやすいムードある外観

製品選定ガイド:バー照明に最適なLEDスペック

バックバー棚・ボトル陳列
Ra90 / 2700K
ウイスキーの琥珀色を最大限演出。棚の前面下部または背面への設置が基本
バーカウンター下・天板
Ra90 / 3000K + IP44
飲料・結露対応の防湿仕様。グラス・氷の演出と作業照度を両立
ラウンジ席・テーブル周辺
Ra90 / 2700K + 調光
50〜150lxの照度帯で調光。時間帯・人数・シーンごとに雰囲気を変える
外装看板・夜間集客
Ra90 / 2700K + IP65
バーらしい温かみある外観を演出。IP65防水で雨夜も安定稼働

バー業態別 照明設計比較

業態推奨色温度演色性ラウンジ照度調光
ウイスキーバー 2700K(棚)/ 3000K(カウンター) Ra90以上 50〜150lx 必須
ワインバー 2700〜3000K Ra90以上 80〜200lx 推奨
クラフトビールバー 3000〜4000K Ra85以上 150〜300lx 任意
カクテルバー・ナイトクラブ RGB・RGBW可変 Ra80 50〜100lx 必須
シーシャ・水タバコラウンジ 2700〜3000K Ra85以上 50〜120lx 推奨

バックバー棚照明の設置方法と注意点

バックバー棚照明の品質は、設置位置と器具の選択によって大きく左右されます。適切な設置で棚全体が均一に輝く宝石箱のような演出が実現します。

推奨設置パターン

📚
棚板下面設置
各棚板の下面前端にCOBテープを設置。ボトル全体を均一に照らし、ラベルと液色が美しく見える最もオーソドックスな方法
🔦
棚背面(バックライト)
棚の背面パネルに向けて照射し、ボトルをシルエット気味に浮かび上がらせる演出。高級感・神秘的な雰囲気を演出したい場合に有効
IP44防湿の必要性
カウンター下・アンダーバーは結露・飲料の跳ね返りが発生。IP44以上の防湿仕様を選ぶことで器具故障・漏電リスクを排除
🎛️
調光コントローラーの選択
0〜100%調光対応のDC24V電源+PWM調光コントローラーの組み合わせが最もちらつきが少なく、低照度でも安定した調光が可能

グレア(まぶしさ)対策

バーの暗い環境では、むき出しのCOBテープLEDが直接目に入ると非常にまぶしく感じます。アルミチャンネル(乳白色カバー付き)を使用することで光を拡散・均一化し、光源が直接見えない間接照明として機能させることが重要です。また、棚の前端に5〜10mm程度の段差(見切り材)を設けてテープ本体を隠す方法も効果的です。

費用対効果の詳細計算

項目旧照明(年間)新LED(年間)削減額
電力費
稼働10h/日×330日=3,300h
736W×3,300h=2,429kWh
×¥30=72,864円
378W×3,300h=1,247kWh
×¥30=37,416円
35,448円
ランプ交換費
蛍光灯22本×年2.5回交換
22本×2.5回×¥500=27,500円 COB寿命50,000h(約15年以上)
ほぼ交換不要 ≒0円
27,500円
外装メンテナンス費
看板球切れ・防水修繕
球切れ・防水処理
約15,000円
IP65で修繕ほぼ不要
≒0円
15,000円
合計削減額 115,364円/年 37,416円/年 約77,948円→約12万円/年

投資回収計算:施工費 270,000円 ÷ 年間削減額 120,000円(電力費+交換費+外装メンテ+電球色切替による売上向上効果含む) = 2.2年で回収。バーは稼働時間10h/日×330日でも調光で消費電力を抑制でき、実際の削減額はさらに大きくなります。

施工事例まとめ・主な達成指標

2027年問題:蛍光灯フェーズアウトへの対応

バー・ラウンジで使われるHf蛍光灯・小型蛍光灯(PL管・コンパクト蛍光灯)は、主要メーカーが2025〜2027年に製造終了予定。特に特殊形状の蛍光灯は早期に入手困難になる可能性があります。

〜2026年既存蛍光灯の在庫流通・補修部品入手可
2027年〜一般蛍光灯の製造・輸入が事実上終了
2028年〜補修部品枯渇・修理不能化・照明コスト急増リスク

よくある質問

Q. ウイスキーバーのバックバー棚照明には何Kが最適ですか?

A. ウイスキーバーのバックバー棚には2700K電球色(Ra90以上)が最適です。琥珀色・ゴールド系のウイスキーボトルは暖色の照明下で最も美しく輝きます。5000K昼白色では瓶の色が色あせて見え、高級感が損なわれます。棚の下部または後部にCOBテープLEDを設置する間接照明方式が一般的です。

Q. ウイスキーバーのラウンジ席に適した照度は何ルクスですか?

A. ウイスキーバーのラウンジ席は50〜150lxが推奨照度帯です。明るすぎると緊張感のある雰囲気になり、暗すぎるとメニューが読めなくなります。調光対応LEDを設置し、開店直後は150lxで明るめにしてラストオーダー前は80lx前後に落とすシーン設定が一般的です。

Q. バーカウンターの間接照明にCOBテープLEDを使う際の注意点は何ですか?

A. バーカウンターの間接照明にCOBテープLEDを使う際は、グレア(まぶしさ)対策としてアルミチャンネル(カバー付き)への設置が重要です。直視すると眩しいためカウンター天板の端・棚裏・壁面の見切り材の内側など光源が直接目に入らない位置に設置します。また、液体・結露が発生するアンダーカウンターにはIP44以上の防湿仕様を選んでください。

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