なぜアルミプロファイルが必要か
LEDテープをアルミプロファイルに収めることで3つの効果が得られる。
① 光の均一化(粒感の解消)
乳白の拡散カバーを通すと、LEDチップ1粒ずつの点光源が面状に均質化される。 特にSMDテープ(チップ間隔が広い)では効果が大きく、 高級感のある均一な光帯に仕上がる。
② 放熱による長寿命化
アルミは熱伝導率が高く、LEDテープが発する熱を効率的に逃がす。 LEDは接合部温度が10℃上がるごとに寿命がおよそ半減するため、 アルミプロファイル使用で寿命を20〜40%延ばせるケースがある。
③ 保護と美観
基板の黄ばみ・ほこり付着・誤接触を防ぎ、什器や建材への組み込みを すっきり仕上げる。エンドキャップで端末を処理すると配線も隠せる。
プロファイルの種類
| 種類 | 断面形状 | 主な用途 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| フラット型 | 浅いU字・平面 | 棚下・什器・間接照明 | 最も汎用。厚さ6〜8mmで取り付けスペースを取らない |
| 埋め込み型(サーフェス) | 深いU字 | 石膏ボード・木材の溝埋め込み | フランジで板材に固定、面一仕上げが可能 |
| コーナー型 | L字・45°斜め | 壁と天井の出隅・コーナー間接照明 | 2面に光を当てたいコーナー部に最適 |
| 丸型(ラウンド) | 半円 | 曲面・円弧形状への施工 | 柔軟性が高く曲げ施工が可能なモデルもある |
| 吊下げ型(ペンダント) | U字+ワイヤ穴 | 天井からの吊り下げ照明 | ワイヤ・ロッドで天井から吊るす構造 |
フラット型が全体の7割以上を占める。まず「埋め込む必要があるか」「コーナーに当てるか」で絞り込み、 それ以外はフラット型を選ぶと間違いない。
サイズ選び(幅10〜30mm)
プロファイルの内幅はLEDテープの幅に合わせる。 余裕が小さすぎるとテープが入らず、大きすぎると横にずれて光が偏る。 内幅 = テープ幅 + 0〜2mmが基本。
| プロファイル内幅 | 対応テープ幅 | 代表的なテープ種別 | 用途例 |
|---|---|---|---|
| 10mm | 8〜10mm | COBテープ 8mm幅・SMD2216 10mm幅 | 棚下の細い溝・什器の薄型間接照明 |
| 12mm | 10〜12mm | SMD2835 10mm幅・COBテープ 10mm幅 | 造作棚・飾り棚・カウンター下 |
| 20mm | 12〜18mm | SMD5050 15mm幅・高輝度業務用18mm幅 | 店舗天井コーニス・ホテル廊下間接照明 |
| 25mm | 20〜24mm | RGB+W 20mm幅・高密度COB 20mm幅 | ステージ照明・展示ブース・メイン間接照明 |
| 30mm | 24〜30mm | 業務用広幅テープ・DMX対応RGB 28mm幅 | 建築化照明・大型看板バックライト |
外寸 vs 内寸に注意
商品スペックに記載されるのは「外寸」か「内寸(内幅)」かを必ず確認する。 アルミ肉厚は1〜2mmが多いため、外寸20mmの製品の内幅は16〜18mmになることがある。 テープ幅が18mmなら外寸22mm以上の製品を選ぶ必要がある。
エンドキャップ 対応サイズ一覧
エンドキャップはプロファイルの端末を閉じる部品。 配線を通す穴あきタイプと穴なしタイプがある。 プロファイルと同じ幅・型のエンドキャップを選ばないと嵌まらないため注意が必要。
| エンドキャップ幅 | 対応プロファイル幅 | 穴あき/穴なし | 用途 |
|---|---|---|---|
| 10mm用 | 内幅10mm フラット型 | 両タイプあり | 棚下・什器の細幅プロファイル |
| 12mm用 | 内幅12mm フラット型 | 両タイプあり | SMD10mm幅テープ対応標準サイズ |
| 20mm用 | 内幅20mm フラット/コーナー型 | 両タイプあり | 店舗・ホテル・オフィス間接照明 |
| 25mm用 | 内幅25mm フラット/埋め込み型 | 両タイプあり | 業務用大型プロファイル |
| 30mm用 | 内幅30mm フラット型 | 穴あきのみ | 建築化照明・看板バックライト |
エンドキャップの取り付け方
- プロファイル端面にエンドキャップを差し込み、爪がカチッとはまる位置で固定する
- 穴あきタイプは電源ケーブルを通してから固定する(後から配線は不可)
- 固定が甘い場合は接着剤(シリコンシーラント)を少量使う
- コーナー型や埋め込み型は専用エンドキャップが必要なため、プロファイルと同一シリーズで揃える
拡散カバー:クリア vs 乳白
| カバー種別 | 光の見え方 | 光束損失 | 推奨用途 |
|---|---|---|---|
| クリア(透明) | チップが透けて見える・鮮明な光 | 5〜10% | 光量最優先・テープ粒感を気にしない用途(機械照明・植物育成) |
| 乳白(フロスト) | 均一な面発光・チップ粒見えなし | 20〜35% | 店舗・ホテル・住宅の間接照明・見た目重視の全用途 |
| 高拡散(ミルキー) | 乳白より更に均一・光の滲みあり | 35〜50% | 建築化照明・グレアを最小化したい高級空間 |
店舗・ホテル・住宅の間接照明には乳白カバーを選ぶのが原則。 光束損失はあるが、粒感のない滑らかな光帯が得られ、 クレームになるリスクを大幅に下げられる。 光量不足が心配な場合はテープの W/m を上げる方が合理的。
用途別推奨仕様
| 用途 | プロファイル幅 | 型 | カバー | エンドキャップ |
|---|---|---|---|---|
| 飲食店・カフェ 棚下間接照明 | 12〜20mm | フラット型 | 乳白 | 12mm or 20mm用 穴あき |
| ホテル 天井コーニス | 20〜25mm | フラット型 | 乳白 or 高拡散 | 20mm or 25mm用 穴あき |
| アパレル・ジュエリー 什器照明 | 10〜12mm | フラット型 | 乳白 | 10mm or 12mm用 穴あき |
| 壁面コーナー間接照明 | 20mm | コーナー型(45°) | 乳白 | コーナー型専用 20mm |
| 木工・石膏ボード 埋め込み | 20〜25mm | 埋め込み型 | 乳白 | 埋め込み型専用 |
| 屋外サイン バックライト | 20〜30mm | フラット型(IP65対応) | クリア or 乳白 | 30mm用 穴あき+防水処理 |
| 機械・設備内部 作業灯 | 12〜20mm | フラット型 | クリア | 12mm or 20mm用 穴あき |
取り付けの基本手順
-
プロファイルをカット
金属用ノコギリまたはアルミカット用パイプカッターで必要長さに切断。 切断面のバリをヤスリで処理する。 -
拡散カバーをカット
プロファイルと同じ長さにカッターナイフで切断。 PCまたはアクリル製のカバーは割れやすいため、ゆっくり数回に分けてカットする。 -
テープをプロファイルに貼り付け
LEDテープ背面の両面テープを剥がしてプロファイル底面に貼る。 中心からずれないよう押さえながら密着させる。 -
エンドキャップを取り付け
穴あきエンドキャップに配線を通してから差し込む。 穴なしエンドキャップは反対側の端末に使用。 -
拡散カバーをはめ込む
プロファイルの溝にカバーを滑らせて押し込む。 端まで均等に入っていることを確認する。 -
壁面・棚板への固定
両面テープ・クリップ・またはプロファイル底面のネジ穴でビス固定。 重量がある場合はビス固定を推奨。
よくある質問
- プロファイルの長さが足りないとき、2本をつないでもよいか?
- 可能。突合せでつなぐ場合は継ぎ目のガタつきをなくすため、 内部でLEDテープを連続させ、プロファイル端面同士を密着させる。 見た目が気になる場合はジョイントクリップを使う製品もある。
- エンドキャップが合わなかった(形状が違う)場合は?
- プロファイルにはメーカー独自の断面形状があり、 別メーカーのエンドキャップは嵌まらないことが多い。 プロファイルと同じシリーズのエンドキャップを必ず揃える。
- 乳白カバーで光量が足りなかった場合の対策は?
- テープ自体のW/m(消費電力密度)を上げるのが最も効果的。 例えば10W/mから14W/mに変えると約40%の光量増になり、 カバーの損失を補える。
- 屋外でアルミプロファイルを使う場合の注意点は?
- IP65以上の屋外対応テープと組み合わせること。 プロファイル自体はアルミのため錆びにくいが、 エンドキャップの防水処理(シリコンシーラントで隙間を塞ぐ)が必要。 直射日光が当たる場所では拡散カバーのUV劣化に注意する。
- COBテープとSMDテープでプロファイルの選び方は変わるか?
- 基本的に幅さえ合えばどちらでも使える。 COBテープはチップが連続しているため元々粒感が少ないが、 乳白カバーを通すとより均一度が増す。 SMDテープはチップ間隔があるため、乳白カバーが粒感解消に特に効果的。
アルミプロファイル・エンドキャップをお探しの方は
LED PRO SHOPでは、幅10mm〜30mmのアルミプロファイル、 対応エンドキャップ(穴あき・穴なし)、乳白・クリア拡散カバーを取り扱っています。 業務用LEDテープとセットでご検討ください。
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