施工事例 B-135

ワインセラー・酒販店
LED照明施工事例
UVゼロ・Ra92高演色・調光対応・48%省エネ

年間15万円削減|投資回収3.9年|酒類の品質劣化ゼロ・高演色で商品価値を最大化
48%
省エネ率
15万
年間削減(円)
3.9年
投資回収
Ra92
演色性(陳列エリア)
UVゼロ
酒質劣化防止
420㎡
施工面積

施設概要と課題

本事例はワインを中心に日本酒・ウイスキー・輸入リキュールを取り扱う酒販店・ワインセラー付き専門店(延床420㎡)が対象です。 既存照明はFL蛍光管・HID(メタルハライド)の混在で、特にHIDランプはUV(紫外線)・赤外線を多く放射しており、 陳列中のワインラベル退色・酒質劣化のリスクが問題となっていました。

また演色性Ra65〜75の蛍光灯ではワインボトルの深みのある赤・白ワインの透明感・日本酒の澄んだ輝きが 正確に表現できず、商品の魅力が十分に伝わらないという課題がありました。 今回の改修ではUVゼロ・Ra92高演色COBテープ(調光対応)を採用し、酒類の品質保護と 高い商品訴求力の両立を実現しました。

ゾーン別LED設計

ZONE A
ワイン陳列棚(メインフロア)
調光COBテープ 10W/m × 60m
実効消費電力: 480W(調光80%)
演色性: Ra92 / 色温度: 2700K
UV・赤外線ゼロ設計
旧: FL40W×25灯=1,000W
ZONE B
日本酒・ウイスキー陳列エリア
COBテープ 8W/m × 50m
消費電力: 400W
演色性: Ra90 / 色温度: 3000K
UV・赤外線ゼロ
旧: FL20W×30灯=600W
ZONE C
テイスティングカウンター・相談スペース
調光COBテープ 8W/m × 30m
実効消費電力: 144W(調光60%)
演色性: Ra92 / 色温度: 2700K
旧: FL20W×15灯=300W
ZONE D
バックヤード・ストレージ(PIR)
COBテープ 6W/m × 30m
実効消費電力: 54W(センサー制御)
演色性: Ra80 / 色温度: 4000K
PIR感知角120° 遅延90秒
旧: FL20W×15灯=300W

消費電力・省エネ効果の比較

ゾーン 旧照明(蛍光灯) 新照明(COBテープ) 削減率
Zone A ワイン陳列 FL40W×25灯 = 1,000W 調光実効 = 480W 52%削減
Zone B 日本酒・ウイスキー FL20W×30灯 = 600W 8W/m×50m = 400W 33%削減
Zone C テイスティング FL20W×15灯 = 300W 調光実効 = 144W 52%削減
Zone D バックヤード FL20W×15灯 = 300W PIR制御実効 = 54W 82%削減
合計 2,200W 1,078W実効 48%削減
年間電気代削減額の算出:
削減電力: 2,200W − 1,078W = 1,122W
年間稼働: 1,122W × 12時間/日 × 365日 = 約4,913kWh
電気代(30円/kWh): 4,913 × 30 = 約15万円/年削減

UVゼロ照明が酒類品質保護に必要な理由

紫外線による酒質劣化のメカニズム

ワインをはじめとする酒類は紫外線(UV)への暴露で品質が急速に劣化します。 UV照射によってアミノ酸・タンニン・香気成分が酸化・分解し、「光劣化臭(日光臭)」と呼ばれる 硫黄系の不快臭が発生します。特に白ワインや透明ボトルの清酒は数時間のUV暴露でも変化が生じます。

LEDはUV・赤外線をほぼ放射しない

LEDはその発光原理上、UV(380nm以下)と赤外線(750nm以上)をほぼ含まない光を発します。 これはワインセラー・酒販店において極めて重要な特性であり、 「照明を替えても商品の品質が守られる」という絶対的な安心感を提供します。

赤外線ゼロで冷蔵ケースの冷却負荷も軽減

従来の蛍光灯・HIDランプは赤外線(熱線)を放射するため、冷蔵陳列ケース内に設置すると 冷却効率を下げ、追加の電力消費を生んでいました。LEDに置き換えることで照明由来の 熱負荷が激減し、冷蔵ケースの冷却電力も間接的に削減されます。

調光設計でワインセラーの「雰囲気」を演出

ワインセラー・高級酒販店では照明の「演出」も購買体験の重要な要素です。 本施工では調光コントローラーを導入し、時間帯・シーン別に照明の明るさ・雰囲気を調整できる 設計としました。

シーン 調光率 想定場面
明るい通常モード 100%(開店〜夕方) ラベル確認・商品説明・来客接客
夕景・ディナーモード 60%(夕方〜閉店前) 落ち着いた雰囲気・高単価商品訴求
テイスティングモード 80%(テイスティング会時) ワインの色・透明感を正確に見る
深夜作業モード 30%(閉店後の棚卸し作業) 最小限の明かりで省エネ

投資回収シミュレーション

項目 金額
LED照明材料費(COBテープ・調光電源・ドライバー) 約38万円
施工費(既存器具撤去・配線・電気工事) 約20万円
総投資額 約58万円
年間電気代削減額 約15万円
単純投資回収期間 約3.9年

導入後の効果サマリー

項目 導入前 導入後
UV照射 あり(蛍光灯・HID) ゼロ(LED)
赤外線(熱線) あり(HID・蛍光灯) ほぼゼロ(LED)
陳列エリア演色性 Ra65〜75 Ra92(COBテープ)
消費電力合計 2,200W 1,078W実効(48%削減)
年間電気代 約32万円 約17万円(▲15万円)
バックヤード電力 300W(常時点灯) 54W実効(PIR制御)

まとめ

ワインセラー・酒販店のLED照明改修では「UVゼロ」「赤外線ゼロ」「高演色」「調光対応」の 四要素が揃うCOBテープが最適解です。酒類の品質を守りながら商品の魅力を最大限に引き出し、 同時に48%省エネ・年間15万円削減・3.9年での投資回収を実現します。

調光設計により時間帯・シーンに応じた雰囲気演出も可能で、高単価商品の購買体験を 格上げする効果も期待できます。LED化は単なる省エネ工事ではなく、酒販業の品質管理と 売場価値向上に直結する戦略的な投資です。

ワインセラー・酒販店のLED照明をご検討中の方へ

UVゼロ・Ra92高演色調光COBテープの詳細スペックや見積もりはお気軽にお問い合わせください。
テイスティングルーム・高級酒販店の雰囲気設計もご提案します。

商品・見積もりを確認する