施工事例 B-168

郵便局・郵便集配センターの
COBテープLED照明導入事例

郵便局480㎡|窓口500〜750lx・書類確認Ra90・仕分け室高照度・4ゾーン設計
蛍光灯→COBテープLED換装で省エネ47%・年間52万円コスト削減

Ra90
窓口演色性
47%
省エネ率
−52万
年間削減額
2.1年
投資回収期間

「書類の印影が読めない」——窓口担当者が毎日感じていた蛍光灯の限界

480㎡の地域中核郵便局。窓口・仕分け室・ATMコーナー・外構の4ゾーンを早朝から夜間まで稼働させる照明に、長年の課題が積み重なっていた。「書留の印影や本人確認書類の細字が見えにくく、二度見・三度見が日常化していた」と施設担当者は振り返る。

仕分け室でも宛先番号・ゆうパックラベルの色識別が難しく、照度不足による確認ミスのリスクが管理部門の懸念事項になっていた。追い打ちをかけるように、蛍光管の調達コスト上昇と将来的な廃止情報が届き、LED換装の検討が本格化した。

LED PRO SHOPに相談後、Ra90高演色・フリッカーレス・均一500〜750lx設計が提案された。「窓口業務の視認性まで踏み込んで提案できる業者はここだけだった」と導入決定となった。

郵便局 仕分け担当者 の声

「仕分け室の照明が明るくなって、区分番号やラベルの確認が格段に楽になりました。以前は暗くて二度見することもありましたが、今は一発で確認できます。早朝の集配準備も蛍光灯の起動遅れがなくなり、作業がスムーズになりました。」
— 神奈川県・郵便局 施設管理担当

よくある失敗例:郵便局・集配施設のLED化でありがちな問題

施設概要と照明課題

本事例は、地域の中核郵便局(延床面積480㎡)へのCOBテープLED全面導入プロジェクトです。郵便窓口・ATMコーナー・貯金保険窓口・郵便物仕分け室・外構駐車場の4ゾーンを統合設計しました。

郵便局の照明に求められる主要な要件は、窓口業務における書類の細部を見分けるための高照度・高演色照明と、仕分け室での宛先・区分番号の正確な読み取りに対応した作業照明です。また、早朝から夜間の集配業務まで長時間稼働するため、省エネ性能と耐久性も重視されます。

郵便局照明の核心課題:書類・番号の視認性と長時間稼働
郵便局窓口では書留・保険証書・本人確認書類等の細字・印影を確認する場面が多く、照度不足や演色性の低い照明では誤読・ミスのリスクが高まります。また、仕分け室では数字・バーコード・ゆうパックラベルの色識別が必要です。COBテープLEDの均一高照度・Ra90演色性・フリッカーレス設計が窓口業務の正確性向上に貢献します。

4ゾーン照明設計

Zone A

郵便窓口・受付カウンター

  • 面積: 180㎡(主要窓口エリア)
  • COBテープ 10W/m × 120m = 1,200W
  • 演色性: Ra90 / 色温度: 5000K(昼白色・書類視認性重視)
  • 照度: 500〜750lx(JIS Z 9110 事務所基準準拠)
  • フリッカーレス(長時間窓口業務での眼疲労軽減)
  • 均一照度設計(カウンター全面に影をつくらない)
Zone B

貯金・保険窓口・ATMコーナー

  • 面積: 80㎡
  • COBテープ 8W/m × 80m = 640W
  • 演色性: Ra85 / 色温度: 4000K(白色・落ち着いた雰囲気)
  • 照度: 300〜500lx
  • 調光対応(窓口混雑時・閑散時で照度調整)
  • ATM上部照明はグレアレス設計(画面の映り込み防止)
Zone C

郵便物仕分け室・バックヤード

  • 面積: 160㎡(作業エリア)
  • COBテープ 10W/m × 120m = 1,200W
  • 演色性: Ra85 / 色温度: 5000K(昼白色・ラベル読み取り重視)
  • 照度: 400〜600lx(区分番号・バーコード読み取り対応)
  • 早朝5時からの集配準備時間帯にも対応
  • フリッカーレス(長時間仕分け作業での集中力維持)
Zone D

外構・駐車場・集配車ガレージ

  • 面積: 60㎡(外構相当)
  • COBテープ 10W/m × 80m(防水IP44仕様)
  • PIRセンサー連動(深夜は50%減光・人感/車感で全点灯)
  • 実効消費電力: 240W(PIR実効)
  • 演色性: Ra70 / 色温度: 5000K

導入仕様・スペック詳細

項目仕様
採用製品COBテープLED(10W/m・8W/m 混在)
総延長400m(Zone A:120m + B:80m + C:120m + D:80m)
総消費電力(定格)3,280W(Zone D PIR考慮前)
実効消費電力約3,040W(PIRゾーン実効240W含む)
演色性Zone A: Ra90 / Zone B: Ra85 / Zone C: Ra85 / Zone D: Ra70
色温度Zone A: 5000K / Zone B: 4000K / Zone C: 5000K / Zone D: 5000K
照度Zone A: 500〜750lx / Zone B: 300〜500lx / Zone C: 400〜600lx
フリッカーレスZone A・C 対応(窓口・仕分け作業の眼疲労軽減)
調光Zone B ATMコーナー: 0〜100%調光対応
防水等級Zone D 外構: IP44対応
旧照明蛍光灯(直管FL40W・FHF32W)・外構ナトリウム灯

省エネ効果・投資回収シミュレーション

47%省エネ率
38万円年間電気代削減
14万円年間保守費削減
52万円年間総削減額
110万円施工費(税込)
2.1年投資回収期間
項目旧照明LED後差異
年間消費電力約82,000kWh約43,500kWh▲38,500kWh
年間電気代約115万円約77万円▲38万円
年間ランプ交換・保守費約14万円約0万円▲14万円
年間総コスト約129万円約77万円▲52万円
施工費110万円
単純回収期間2.1年

施工の流れ

  1. 現地調査・業務時間帯ヒアリング:早朝(集配準備)・通常業務時間・夜間(清掃・翌朝準備)の照明使用パターンを確認。窓口・仕分け室の重点照度要件を整理。
  2. ゾーン別照度シミュレーション:JIS Z 9110「照度基準」に基づき窓口500lx・仕分け室400lx以上を設計上確保。シミュレーション結果を施設管理者に提出・承認。
  3. Zone D(外構)先行工事:業務に影響しない夜間に外構照明を先行換装。PIRセンサーと集配車ガレージへの防水テープ設置。
  4. 仕分け室(Zone C)施工:早朝・夜間を利用し、業務への支障を最小化して施工。照度計を用いて作業面照度を現地確認しながら取り付け位置を調整。
  5. 窓口・ATMコーナー施工:閉局後の夜間帯に2日間で施工。ATM上部はグレアレスプロファイル(傾斜付きカバー)を採用。
  6. 点灯確認・書類視認テスト:本人確認書類のコピーを用いた視認性テスト、照度計による全エリア最終測定を実施。

郵便局・集配センター照明品質チェック比較表

チェック項目 旧蛍光灯 COBテープLED 改善効果
窓口書類の視認性(演色性)Ra60〜75(印影・細字が見えにくい)Ra90(書類・印鑑・本人確認書類を鮮明視認)誤読・書類確認ミスのリスク低減
仕分け室の作業照度200〜350lx(基準を下回ることが多い)400〜600lx(JIS基準以上・均一照射)区分番号・バーコード・ラベルの正確な読み取り
ATM周辺のグレア蛍光灯の反射でATM画面が見えにくいグレアレス拡散カバー設計で映り込みなしATM利用者の操作ストレス軽減
フリッカー(眼疲労)あり(長時間窓口業務でのVDT症候群リスク)フリッカーレス(連続勤務でも疲れにくい)職員の眼疲労・頭痛の訴え軽減
早朝集配準備時の照度確保蛍光灯は低温環境で起動遅延・光束低下あり瞬時点灯・低温でも光束変化なし冬季早朝の仕分け作業効率を維持
省エネ法・公共施設基準への適合旧規格蛍光灯は省エネ基準未達のケースが多い47%削減・省エネ基準クリア自治体・国のカーボンニュートラル目標に貢献
ランプ交換業務負荷高所・多箇所の定期交換が必要設計寿命50,000h・交換作業なし管理担当者・施設管理会社の工数削減
省エネコスト削減効果高コスト(蛍光灯+外構ナトリウム灯)47%削減・年間52万円削減2.1年で投資回収完了・以降はランニングコスト大幅減

お客様の声

「仕分け室の照明が明るくなって、区分番号やラベルの確認が格段に楽になりました。以前は暗くて二度見することもありましたが、今は一発で確認できます。早朝の集配準備が蛍光灯の時代は起動に時間がかかって暗かったですが、LEDは瞬間点灯なのでそれもなくなりました。」(神奈川県・郵便局 仕分け担当)

「ATMの画面が蛍光灯の時は映り込みがひどくて、利用者の方が体を傾けて操作されることが多かったです。LED換装後は画面の映り込みがなくなり、お客様からも使いやすくなったというご意見をいただいています。」(東京都・郵便局 副局長)

2027年問題:蛍光灯フェーズアウトへの対応

郵便局・集配センターで長年使われてきた直管蛍光灯(FL40W・FHF32W)は主要メーカーが2025〜2027年に製造終了予定。早朝から深夜まで稼働する施設では補修部材の継続調達が不可欠です。

〜2026年既存蛍光灯の在庫流通・補修部品入手可
2027年〜一般蛍光灯の製造・輸入が事実上終了
2028年〜補修部品枯渇・修理不能化・照明コスト急増リスク

よくある質問

Q. 郵便局・集配センターでCOBテープLEDが選ばれる理由は何ですか?

A. 窓口業務で書類・印鑑・本人確認書類を鮮明に視認するためのRa90高演色と500〜750lxの高照度、仕分け室での宛先・バーコード読み取りに対応した均一作業照明、フリッカーレスによる長時間勤務での眼疲労軽減が主な選定理由です。

Q. 2027年の蛍光灯廃止は郵便局にどう影響しますか?

A. 直管蛍光灯(FL40W・FHF32W)は主要メーカーが2025〜2027年に製造終了予定です。早朝〜夜間まで長時間稼働する集配施設では補修部材の安定調達が不可欠なため、今のうちにLED換装することでリスクを先手でゼロ化できます。

Q. 郵便局のLED照明工事で省エネ補助金は使えますか?

A. 国の省エネルギー投資促進支援事業費補助金や都道府県・市区町村の独自補助制度が活用できる場合があります。省エネ法の削減義務対応としても有効で、補助金活用で自己負担を大幅に軽減した事例があります。詳細はお問い合わせください。

郵便局・集配センターの照明改善をご検討中の方へ

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※本事例の数値(省エネ率・削減額・回収期間等)は導入施設の実測データおよびシミュレーション値です。施設規模・使用状況・電気料金単価により異なります。詳細はお問い合わせください。