施工業者向け 仕様ガイド

LEDテープ SMDチップ番号 の読み方
2835・5050・5630・2216の違いと施工用途

📐 チップサイズ比較表 ⚡ 消費電力・光束データ 🏗️ 用途別選定早見表
2835と5050どっちが明るい?」「2216ってCOBと同じ?」——仕様書のチップ番号がわからないまま発注すると、現場で「思ったより粒感が出る」「光量が足りない」という事態になります。SMDの番号は単なる型番ではなくチップサイズを直接示すコードです。番号の読み方と各チップの特性を把握すれば、カタログ比較が格段に速くなります。

1. SMD番号はサイズコードである

SMD(Surface Mount Device)チップの型番は 「幅(mm)× 長さ(mm)×10」 で構成されています。例えば「2835」は幅2.8mm、長さ3.5mmを意味します。

28 × 35
28 = 幅 2.8mm
35 = 長さ 3.5mm

※ 数値は10分の1mm単位(2桁ずつ分割して読む)

サイズが大きいほど1チップあたりの発光面積が広く、高光束化・多ダイ構成が可能です。ただし放熱面積も大きくなるため、チップサイズ=明るさではなく、チップ設計と実装密度で最終的な明るさが変わります

2. 主要SMDチップ 仕様比較

2835
汎用スタンダード
サイズ:
2.8mm × 3.5mm
チップ/m:
60〜240個
光束/chip:
6〜30 lm
効率:
最大180+ lm/W
5050
RGB・高光量
サイズ:
5.0mm × 5.0mm
チップ/m:
30〜60個
光束/chip:
30〜60 lm(白色)
特徴:
3ダイ構成(RGB可)
5630
超高輝度
サイズ:
5.6mm × 3.0mm
チップ/m:
30〜60個
光束/chip:
50〜100 lm
特徴:
高出力・高発熱
2216
高密度・粒感なし
サイズ:
2.2mm × 1.6mm
チップ/m:
160〜240個
光束/chip:
4〜10 lm
特徴:
COB近似・細幅対応
3528
レガシー・低消費
サイズ:
3.5mm × 2.8mm
チップ/m:
60〜120個
光束/chip:
2〜8 lm
特徴:
旧規格・単ダイ構成

5チップ詳細スペック比較

チップ サイズ 明るさ目安
(lm/chip)
効率
(lm/W)
粒感 発熱 RGB対応
2835 2.8×3.5mm 6〜30 100〜180+ 低〜中 不可
5050 5.0×5.0mm 30〜60 80〜130 中〜高 可(3ダイ)
5630 5.6×3.0mm 50〜100 110〜160 不可
2216 2.2×1.6mm 4〜10 90〜150 極小 不可
3528 3.5×2.8mm 2〜8 60〜100 不可

※効率・光束は製品グレードにより大幅に異なります。最終的な明るさはカタログの「lm/m(1mあたり光束)」で必ず確認してください。

3. 施工用途別 チップ選定早見表

用途の「何を重視するか」でチップを選びます。粒感NGなら2216か高密度2835、最高光量なら5630、RGB演出なら5050が基本です。

施工用途 主な要求 推奨チップ 選定理由
棚下・什器エッジ 粒感NG・狭幅 2216 / 高密度2835 チップ間隔が狭く光が均一。細幅フレームに収まる
美容室・アパレル 高演色・粒感少 2835 (Ra90+) 高Ra対応の2835が種類豊富。均一光で演色性も確保
RGB演出・カラー変色 色変え・カラー 5050 RGB 3ダイ構造(R/G/B各1ダイ)でフルカラー発光が可能
看板バックライト
屋外チャンネル文字
超高輝度 5630 / 高W 2835 1チップ光束が大きくAC/DC変換後の損失を補いやすい
間接照明・コーニス 柔らかい光 2835 高密度 120個/m以上の製品で壁面ムラを軽減。アルミフレームと組み合わせると効果的
工場・倉庫・冷凍庫 高照度・長寿命 5630 / 2835 (高W) 1mあたりWが大きい製品を選びアルミベースで放熱管理
旅館・ホテル客室 温白色・高演色 2835 (Ra95+, 2700K) Ra95以上の2835は高演色白熱灯代替に最適。調光対応も豊富
植物育成(補光) 特定波長 育成専用チップ
(赤660nm/青450nm)
SMD型番よりも波長スペックが重要。汎用チップは育成不適

アルミフレームとテープ幅の対応

チップ番号によってテープの実装幅が変わるため、アルミフレームのテープ収納幅との照合が必要です。

チップ テープ幅の目安 対応フレーム幅
2216 5〜8mm 8mm幅以上のスリムフレーム
2835 8〜12mm 10mm幅以上の標準フレーム
5050 10〜12mm 12mm幅以上のフレーム推奨
5630 10〜14mm 放熱重視・アルミベース必須

4. 発注前チェックリスト

チップ番号だけで製品を選ぶと「想定と違う明るさ」「粒感が出た」「フレームに入らない」といったミスが起きます。以下の項目を必ず確認してください。

発注前 確認7項目

lm/m(1mあたり光束)を確認済み。チップ番号でなくこの数値が実際の明るさの根拠
テープ幅を計測し、アルミフレームの収納幅と照合済み
RGB用途の場合、5050 RGB(3ダイ)であることを確認済み。単色用2835との混同に注意
高密度2216・COBを使う場合、1mあたりのW数と電源容量の計算済み(必要W×1.2以上の電源を選定)
屋外・水回り施工ではIP等級(IP65以上)を確認。チップ番号に防水情報は含まれない
演色性(Ra値)が必要な業種では、Ra値の記載があるチップのみ採用
5630など高W品を長尺使用する場合は電圧降下の計算と中間給電の検討済み

5. よくある質問(FAQ)

SMD 2835と5050はどちらが明るいですか?
1チップあたりの光束は5050が上(30〜60lm)ですが、2835は高効率設計(最大180lm/W超)のため同消費電力では2835が同等以上の明るさになる製品も多くあります。テープライト全体の明るさはチップ数と1mあたりのW数で決まるため、「2835か5050か」より「lm/m(1mあたり光束)」を比較するのが正確です。
SMD 2216はCOBと何が違いますか?どんな用途に使いますか?
2216は個別のSMDチップを高密度実装したもの、COBはチップを直接基板上に接合する製法です。光の均一性・粒感のなさはCOBが勝りますが、2216の高密度品(160〜240個/m以上)はCOBに近い均一光を実現します。幅2.2mm×長さ1.6mmの超小型チップなので、8mm幅のスリムアルミフレームや棚板エッジへの施工に適しています。
5630と5050の違いを教えてください
5630は幅5.6mm×長さ3.0mmで、1チップあたり50〜100lmと高光束です。5050(5.0mm×5.0mm、30〜60lm/chip)より1チップあたりの光量が大きいため、屋外看板バックライト・工場・倉庫など高照度が必要な場面に向きます。ただし発熱が大きく、アルミベースや十分な換気が必要です。RGB対応の5050と異なり、5630は白色系単色が主流です。

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