施設概要・省エネ効果サマリー
地方競馬場の付帯施設(馬場周辺・厩舎・観客スタンド下・管理棟)では、高圧水銀灯・メタルハライドランプが主流でしたが、ランプ交換コストの増大と演色性の不足が問題となっていました。馬体の毛色識別や傷の確認に必要な高演色照明への移行と、深夜・早朝の厩舎作業における省エネが主な目的です。
競馬施設は早朝4時からの調教・夜間レースまで24時間稼働するゾーンを含み、人感センサーによる待機電力ゼロ化と、馬が驚かないフリッカーレス・低グレア設計が必須要件でした。
- COBテープ 12W/m
- 200m(全長)
- 定格消費電力 2,400W
- Ra90 高演色
- 5000K 昼白色
- 500〜750lx
- フリッカーレス
- 低グレア設計
- IP65 防水・防塵
馬体の毛色・脚部状態・フォームをRa90の高演色で正確に視認できる5000Kを採用。フリッカーレス設計により馬が光のちらつきに驚いて暴れるリスクを排除。低グレア設計で馬の目への眩しさを抑制。IP65防水・防塵で砂埃・水洗い環境に対応。早朝調教から夜間レースまで安定点灯。
- COBテープ 8W/m
- 300m(全長)
- 定格消費電力 2,400W
- Ra85
- 2700K 電球色
- 100〜200lx
- 調光対応
- IP44 防湿
馬が休息する厩舎には、リラックスを促す2700K電球色を採用。馬は夜間に光の刺激で眠れなくなるため、消灯前に調光で徐々に暗くするシェーディング運用を実施。馬房の汚れ・傷・蹄の状態確認にはRa85を確保。IP44防湿で厩舎の高湿度環境に対応。
- COBテープ 10W/m
- 200m(全長)
- 定格消費電力 2,000W
- Ra85
- 4000K 白色
- 300〜500lx
- IP44 防湿
観客が馬体を間近で見学するパドック・スタンド下通路を4000K白色で均一照射。馬体の色見せに適した演色性Ra85を確保しつつ、観客の安全動線にも十分な照度300lxを実現。レース開催日以外の日常管理時にも常時点灯で施設安全を維持。
- COBテープ 8W/m
- 150m(全長)
- PIRセンサー連動
- 実効消費電力 360W
- Ra80
- 4000K 白色
- IP20
管理棟の廊下・薬品倉庫・機械室にPIRセンサーを設置し、不在時の消灯で大幅な節電を実現。実際の稼働パターン調査から実効消費電力360Wを算出。4000K白色で作業性を確保しつつ、Ra80で馬薬品ラベルの色識別にも対応。
①フリッカーレス(馬の驚き防止):馬は人間より光のちらつきに敏感で、蛍光灯・水銀灯のフリッカーが暴走・躓きの原因になることがある。COBテープLEDのフリッカーレス設計で安全な調教環境を確保。
②低グレア(眩しさ排除):馬の視野角は広く正面からの強光が直接目に入りやすい。アルミチャンネルと拡散カバーで光の向きを制御し、馬目線でのグレアを最小化。
③IP65防水(砂埃・高圧洗浄対応):馬場・厩舎は砂埃・藁くず・洗浄水が飛散する過酷環境。IP65等級の防水・防塵COBテープで長期安定動作を実現。
| 項目 | 既存照明(水銀灯・メタルハライド) | LED更新後(COBテープ) | 改善効果 |
|---|---|---|---|
| 馬場消費電力 | 4,000W(400W水銀灯×10灯) | LED 2,400W | ▲40%削減 |
| 厩舎消費電力 | 3,600W(蛍光灯40W×90灯) | LED 2,400W | ▲33%削減 |
| スタンド下消費電力 | 3,000W(メタルハライド300W×10灯) | LED 2,000W | ▲33%削減 |
| 管理棟実効電力 | 1,800W(常時点灯蛍光灯) | LED 360W | ▲80%削減 |
| 年間電気代削減 | 約68万円/年 | 電力費圧縮 | |
| 年間保守費削減 | 約27万円/年(ランプ交換・高所作業費) | 長寿命化 | |
| 年間総削減 | 約95万円/年 | 施工費220万÷95万≒2.3年 | |
| チェック項目 | 水銀灯・メタルハライド | COBテープLED |
|---|---|---|
| 演色性(馬場) | Ra65〜75(水銀灯) | Ra90(馬体・脚部の正確視認) |
| フリッカー(馬の驚き) | あり(50/60Hz点滅) | フリッカーレス(馬が驚かない) |
| グレア(眩しさ) | 強い(裸ランプ直射) | 低グレア設計(馬の目線配慮) |
| 防水・防塵等級 | IP44〜IP55(型番依存) | IP65(砂埃・高圧洗浄対応) |
| 立ち上がり時間 | 水銀灯3〜5分、メタハラ5〜10分 | 即時点灯(0秒) |
| 調光対応(厩舎) | 不可(蛍光灯・水銀灯) | 0〜100%調光(シェーディング運用) |
| 寿命(交換頻度) | 水銀灯12,000h・メタハラ9,000h | 40,000h以上(高所作業ほぼゼロ) |
| PIRセンサー連動 | 非対応(常時点灯) | 管理棟全域PIR連動(待機電力ゼロ) |
競馬場・調教施設は早朝からの稼働があるため、施工は定期休催日(レースのない日)に集中工事を実施。馬房エリアは馬の動向を確認しながら1棟ずつ進め、馬の居るエリアで大きな音を立てないよう電動工具の使用を最小限に抑えました。
馬場の高所設置箇所(フェンス上部・屋根軒先)は、砂埃の付着による光束低下を防ぐため、年1回の清掃メンテナンスを施工後サポートに組み込んでいます。アルミチャンネルの固定は既存の金属フレームを活用し、新規穿孔を最小化してコストを抑制しました。
厩舎の調光システムはタイマー連動式とし、日没→30分で100%点灯→徐々に20%まで落として就寝を促す「夕暮れシェーディング」プログラムを設定。翌朝4時の調教開始に合わせて再点灯する完全自動運用を実現しました。
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