夜間の給油キャノピー下が暗くなると、お客様の来店が目に見えて減る——関東圏のセルフスタンドオーナーはそのことを肌で知っていた。メタルハライドランプが切れると再点灯まで20分かかり、その間ずっと暗いままで過ごすしかなかった。「深夜に暗いスタンドは怖いと思われる」という恐怖が常にあった。
月25万円の電気代のうち約7万円がキャノピーのメタルハライド分。省エネ業者に相談しても「防水規格が厳しい」「屋外施工は難しい」と断られ続けた。
IP65対応COBテープLEDへの換装で即時点灯と大幅省エネを同時に実現し、「あの暗くなる恐怖」から解放された。
「以前はメタルハライドが切れると暗くなったまま朝まで待つしかなかった。LEDに変えてから停電復帰が一瞬になったのが一番ありがたい。夜間の電気代が目に見えて減って、コンビニも明るくなりました」
— 関東圏・セルフガソリンスタンド・コンビニ併設オーナー
施工背景と課題
関東圏のセルフガソリンスタンド(敷地面積約1,200㎡・建屋800㎡)を運営するオーナー様より、「24時間営業の電気代が毎月25万円近くかかっており、他店との競争で価格を下げられない」とのご相談をいただきました。現地調査の結果、キャノピー照明にメタルハライドランプ(400W×8台)を使用し続けており、これが全体消費電力の約30%を占める最大の電力損失源であることが判明しました。
加えて洗車ライン・コンビニ売店・事務所の蛍光灯が経年劣化により光束が著しく低下しており、お客様から「暗い」「汚く見える」との声も上がっていました。今回のLED全面換装は省エネと集客力回復の二兎を同時に獲得する施策として実施しました。
施設タイプ
セルフガソリンスタンド・コンビニ併設
施工エリア
800㎡(4ゾーン)
運営時間
24時間365日
施工期間
4日間(夜間施工・深夜閉鎖不要)
旧照明
メタルハライド・Hf蛍光灯・HID
施工費用
385万円(工事費込み)
よくある失敗例
屋外キャノピー用に防水IP44品を設置したところ、雨水の侵入で3ヶ月で点灯不良が発生。給油口付近の油霧が電極部分に付着して短絡するトラブルも報告されている。ガソリンスタンドの屋外環境ではIP65以上が必須で、防振マウントなしで振動の多い機器周辺に固定すると端子部分が早期に劣化する。防水・防振規格を確認せずに選んだ安価品での失敗が後を絶たない。
ゾーン別 LED仕様
電気代・エネルギー比較
| エリア | 旧設備 消費電力 | LED 消費電力 | 年間電力削減量 | 年間コスト削減 |
|---|---|---|---|---|
| キャノピー(Zone A) | 3,200W(MH400W×8) | 2,000W(深夜PIR込実効1,700W) | 13,300kWh/年 | 約33万円/年 |
| 洗車ライン(Zone B) | 2,000W(HID250W×8) | 1,500W(PIR込実効950W) | 8,900kWh/年 | 約22万円/年 |
| コンビニ(Zone C) | 3,200W(Hf蛍光灯) | 1,200W | 17,500kWh/年 | 約44万円/年 |
| 事務室(Zone D) | 800W(蛍光灯) | 300W(PIR込実効180W) | 3,500kWh/年 | 約9万円/年 |
| 合計 | 9,200W → 年間296万円 | 実効3,830W → 年間104万円 | 43,200kWh/年削減 | 約192万円/年削減(65%削減) |
※電力単価25円/kWh・年間稼働時間実績値に基づく試算。PIR待機制御時の実効電力を含む。
ガソリンスタンドLEDの技術ポイント
給油機直近(IEC 60079規格による爆発危険エリアZone 1/Zone 2)に照明器具を設置する場合は、防爆認定(Ex認定)取得済みの専用LED器具が必要です。本施工事例のキャノピーテープ照明はZone 2外縁(距離・高さで危険区域外)への設置を前提としており、防爆認定LEDの適用対象外エリアに限定しています。防爆エリアへのLED導入は、専門の防爆設備業者および所轄消防署への事前確認が必須です。
投資回収・ROI分析
旧メタルハライドランプは1本8,000〜12,000円・寿命9,000時間で年間1〜2回の交換が必要でした。LED化後は定格50,000時間の長寿命で、ランプ交換コスト(年間推定8万円)もゼロになりました。5年間の累計節約額(電気代+メンテナンス費)は約615万円に達する見込みです。
使用製品・仕様
今回採用したLED製品ラインナップ
オーナー様の声
── 関東圏セルフガソリンスタンド 店舗オーナー様
2027年問題:蛍光灯フェーズアウトへの対応
よくある質問
Q. ガソリンスタンドのキャノピー照明に適したLEDの防水規格は何ですか?
A. 給油キャノピー下は雨水・油霧が飛散する環境のため、IP65以上の防水規格が必須です。さらに振動・衝撃が加わる場所では防振マウント対応品を選ぶと長寿命が確保できます。メタルハライドランプから換装すると60%以上の省エネが期待できます。
Q. 24時間営業のガソリンスタンドで施工中も営業を続けられますか?
A. はい、ゾーン分割施工により一区画ずつ順番に換装するため、24時間営業のままLED化できます。夜間施工プランも対応可能で、深夜の完全閉鎖なしに工事を進めることができます。
Q. メタルハライドランプが突然切れた場合の緊急対応はどうすればいいですか?
A. メタルハライドランプは再点灯まで15〜20分の冷却時間が必要で、突然の球切れは深夜に暗くなるリスクがあります。LEDへの換装で即時点灯・即時復帰が可能になり、停電復帰も一瞬で完了します。
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