葬儀場・セレモニーホール
LED照明施工事例

葬儀場・セレモニーホール 600㎡ / 白熱球・水銀灯 → Ra90高演色COB LED全換装
2700K電球色で厳かな雰囲気を継承・調光対応・PIR節電・82%省エネ・年間49万円削減・投資回収2.4年

Ra90高演色 2700K電球色 調光対応 82%省エネ 年間49万円削減 投資回収2.4年

地方の葬儀場を営む施設長は、白熱電球が切れるたびに式の途中でスタッフが脚立を持って駆け込む光景に限界を感じていた。「あの瞬間、遺族の方の顔が曇るんです。式の流れが壊れる」——品位を何より大切にする葬儀の現場で、照明の不具合は単なる設備問題ではなかった。

かといって「LEDにしたら冷たい印象になる」という先入観が踏み切れない理由だった。青白いLEDが葬儀場に合うはずがない、と。だが Ra90・2700K 電球色という選択肢を知って、その考えは変わった。

式場の厳かさを守りながら球切れの恐怖から解放される——その両立が、LED移行の決断を後押しした。

「換えてから2年、式の途中で球切れが一度もありません。供花の白が本当にきれいに見えると遺族の方に言っていただけることも増えました。LEDに対する偏見が180度変わりました」

— 地方都市・葬儀場・セレモニーホール施設長

施設概要・導入背景

地方都市の葬儀場・セレモニーホール。式場(祭壇エリア)・待合室・廊下・駐車場で構成される延床600㎡の施設。式場の白熱電球100W×20灯は電気代が高く、かつ頻繁な球切れ交換が管理負担となっていた。駐車場の水銀灯200W×5灯は2020年の水銀灯製造禁止規制により代替品調達が困難になっていた。

「故人への敬意を示す照明の厳かさと温かみは絶対に損なわない」という施設方針のもと、Ra90高演色・2700K電球色を最優先仕様として選定。省エネよりも空間品質を前提条件として、そのうえで最大の省エネを実現する換装計画を立案した。

600㎡
施設面積
82%
省エネ率
49万円
年間電気代削減
2.4年
投資回収期間
120万円
施工費用
Ra90
最高演色性(式場)

ゾーン別施工仕様

Zone A|式場・祭壇エリア

用途: 告別式・祭壇飾り・献花

旧: 白熱球100W×20灯 + ダウンライト60W×10灯 = 2,600W

新: COBテープ 6W/m × 50m = 300W(調光対応)

Ra90 / 2700K / 0〜100%調光

省エネ: 88%削減

Zone B|待合室・ロビー

用途: 遺族・参列者の待機・休憩

旧: 蛍光灯Hf40W×15灯 = 600W

新: COBテープ 8W/m × 40m = 320W

Ra85 / 3000K

省エネ: 47%削減

Zone C|廊下・通路

用途: 式場〜待合室間の移動通路

旧: 蛍光灯FL20W×20灯 = 400W

新: COBテープ 6W/m × 60m(PIR人感センサー)= 108W実効

Ra85 / 3000K / PIR待機時55%削減

省エネ: 73%削減(PIR込み)

Zone D|駐車場

用途: 夜間参列者用駐車場(水銀灯規制対応)

旧: 水銀灯200W×5灯 = 1,000W

新: IP65/COBテープ 8W/m × 50m(PIR)= 120W実効

Ra80 / 4500K / IP65防水 / PIR夜間70%削減

省エネ: 88%削減(PIR込み)

よくある失敗例

省エネ目的だけでホームセンターの昼白色LED(5000K・Ra70台)を式場に設置したところ、遺族から「なんか病院みたい」「寒々しい」という声が相次いだ。供花の白菊が青みがかって見え、厳粛な雰囲気が損なわれた。葬儀業界では色温度2700K・Ra90以上という選定基準を知らないまま省エネだけで選んでしまう失敗が後を絶たない。

消費電力・コスト比較

ゾーン旧消費電力新消費電力削減率
Zone A 式場・祭壇エリア2,600W300W88%
Zone B 待合室・ロビー600W320W47%
Zone C 廊下・通路(PIR込み)400W108W実効73%
Zone D 駐車場(PIR込み)1,000W120W実効88%
合計4,600W848W実効82%
項目換装前換装後
月間電力消費約3,312kWh約611kWh
月間電気代(¥25/kWh)約82,800円約15,275円
年間電気代削減約49万円
施工費用120万円
投資回収期間約2.4年

葬儀場照明における Ra90・2700K の意義

葬儀空間での照明が担う役割:葬儀場において照明は単なる「明るさ確保」ではなく、故人への敬意・遺族への配慮・参列者への安らぎを視覚的に表現する重要な演出手段です。白熱球の2700K電球色が長く使われてきたのは「温かみ・厳かさ・非日常感」を演出できるからであり、LED換装でもこの価値を継承することが最優先でした。

Ra90(高演色)が葬儀空間に必要な理由

2700K電球色選定の理由

調光システムによる儀式演出

式場(Zone A)は告別式の進行に合わせた照明演出が可能です。開式前(120%相当の明るさ)→ 献花時(80%に落とし、祭壇への視線誘導)→ 出棺前(60%に絞り、場の静粛さを強調)といったシーン切替を調光コントローラーで設定し、スタッフがタイミングに合わせて操作します。

水銀灯規制対応(駐車場 Zone D)

2020年10月より水銀灯の製造・輸出入が禁止され、既存の水銀灯は交換球の入手が年々困難になっています。本施設の駐車場水銀灯200W×5灯をIP65防水COB LEDに換装することで、規制対応・電気代88%削減・夜間PIR制御を同時に実現しました。

PIR人感センサーによる廊下・駐車場節電

施工のポイント・注意事項

既存の電気工事との整合

式典進行への配慮

導入後の効果まとめ

空間品質維持:Ra90 / 2700K電球色で白熱球と遜色ない厳かな雰囲気を継承
供花・遺影の色再現向上:Ra90高演色で贈り物・故人の面差しを自然な色調で表現
調光演出実現:儀式進行に合わせた照明シーン切替で式典品質が向上
水銀灯規制完全対応:駐車場水銀灯をIP65防水COB LEDで代替・規制リスク解消
82%省エネ・年間49万円削減:投資回収2.4年で長期的なコスト削減を実現

葬儀場・セレモニーホールのLED選定ポイント

エリア推奨製品推奨スペック理由
式場・祭壇エリアCOBテープ(調光対応)Ra90 / 2700K / 6W/m / 0〜100%調光供花・遺影色再現・儀式演出
待合室・ロビーCOBテープRa85 / 3000K / 8W/m遺族への配慮・温かみ
廊下・通路COBテープ + PIRセンサーRa85 / 3000K / 6W/m節電・自然な移動空間
駐車場COBテープ + PIRセンサー(IP65)Ra80 / 4500K / 8W/m / IP65水銀灯規制対応・防水・節電

2027年問題:蛍光灯フェーズアウトへの対応

〜2026年既存蛍光灯の在庫流通・補修部品入手可
2027年〜一般蛍光灯の製造・輸入が事実上終了
2028年〜補修部品枯渇・修理不能化・照明コスト急増リスク

よくある質問

Q. 葬儀場の照明でRa90・2700Kが必要な理由は何ですか?

A. Ra90高演色・2700K電球色のLEDは供花の色合いや遺影を自然に再現し、故人への敬意を表す厳かな空間を演出できます。Ra75以下の蛍光灯では白菊が黄色みがかって見えたり、式場の雰囲気が損なわれる場合があります。

Q. 葬儀場でLED照明を調光できますか?

A. はい、調光対応のCOBテープLEDとドライバーを使用すれば式の流れに合わせて0〜100%で調光できます。出棺シーンで照度を下げ、献花時に明るくするといった演出が可能で、式典の厳粛さを高めます。

Q. 水銀灯規制で困っている駐車場照明はどう対応すればいいですか?

A. 2020年の水銀に関するミナマタ条約により水銀灯の新規製造・輸入が禁止されました。駐車場にはIP65防水対応のCOBテープLED(Ra80/4500K)とPIR人感センサーの組み合わせが最適です。水銀灯比で60%以上の省エネも実現できます。

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