施工事例 B-170

キャンプ場・グランピング施設の
COBテープLED照明導入事例

キャンプ場・グランピング800㎡|焚き火色2700K・防水IP65・調光演出・4ゾーン設計
既存照明→COBテープLED換装で省エネ38%・年間45万円コスト削減

2700K
焚き火演出色温度
38%
省エネ率
−45万
年間削減額
2.7年
投資回収期間

夜空に満天の星が広がるはずのグランピング施設に、白い蛍光灯の光が広がっていた。「写真が全然映えない」という口コミが続き、リピート率が思うように上がらなかった。2700KのCOBテープLEDに全面換装し、焚き火の炎と溶け合う照明設計を実現した結果——SNSに投稿された「雰囲気最高」の写真が予約問い合わせを3倍に増やしたグランピング施設の施工記録。

施設概要と照明課題

本事例は、山間部に立地するグランピング施設(管理棟・コモンエリア・テントサイト・パスウェイを含む総面積800㎡)へのCOBテープLED全面導入プロジェクトです。施設全体を4ゾーンに分類し、アウトドア体験の没入感を高めながら省エネを実現する設計を行いました。

グランピング・キャンプ場の照明設計では、機能的な明るさと自然の夜の雰囲気を壊さない演出照明の両立が最大の課題です。過度に明るい白色照明は星空観賞・焚き火体験・自然環境の魅力を損ないます。一方で安全なパスウェイ確保や深夜のトイレ誘導には適切な照度が必要です。COBテープLEDの調光機能と色温度選択で、この矛盾を解決しました。

グランピング照明の核心課題:自然体験と安全性の両立
色温度2700K(電球色)は焚き火の炎に近い暖色で、自然の夜の雰囲気に最も馴染みます。一方で5000K(昼白色)は人工的な白さが際立ち、アウトドア空間の雰囲気を損ないます。COBテープLEDは2700K固定または調光・調色タイプで対応でき、用途に応じた色温度選択が可能です。また調光機能を組み合わせることで、夜が深まるにつれて照度を落とすタイムスケジュール制御も実現できます。

4ゾーン照明設計

Zone A

管理棟・受付・ラウンジ

  • 面積: 120㎡
  • COBテープ 10W/m × 120m = 1,200W
  • 演色性: Ra90 / 色温度: 2700K(電球色・温もりある空間)
  • 照度: 200〜300lx(チェックイン・マップ確認・書類記入対応)
  • 調光対応(昼〜夜で演出変更)
  • 受付カウンター上部は3000K補助照明で書類視認性を確保
Zone B

グランピングテント・コテージ共用部

  • 面積: 240㎡(テント間・コモンエリア)
  • COBテープ 8W/m × 200m = 1,600W
  • 演色性: Ra85 / 色温度: 2700K(キャンプ情緒演出)
  • 照度: 100〜200lx(低照度アンビエント)
  • 調光対応(日没後に50%減光・就寝時間帯は20%)
  • タイマー制御で深夜0時以降は常夜灯モードに自動移行
Zone C

バーベキューエリア・外構テーブル

  • 面積: 280㎡(屋外エリア)
  • 防水IP65 COBテープ 8W/m × 200m = 1,600W
  • 演色性: Ra85 / 色温度: 2700K(焚き火と共存する暖色)
  • 照度: 100〜200lx(食事・焚き火台周辺)
  • 調光対応(焚き火点火後は30%に減光して炎の演出を引き立て)
  • 防水IP65(雨・露・飛び火対応)
Zone D

パスウェイ・トイレ・シャワー棟

  • 面積: 160㎡(通路・衛生施設)
  • 防水IP44 COBテープ 8W/m × 160m
  • PIRセンサー連動(人感時に100%点灯・平常時は30%低輝度維持)
  • 実効消費電力: 384W(稼働率換算)
  • 演色性: Ra80 / 色温度: 3000K(安全誘導と自然環境のバランス)

導入仕様・スペック詳細

項目仕様
採用製品COBテープLED(10W/m・8W/m 混在)
総延長680m(Zone A:120m + B:200m + C:200m + D:160m)
総消費電力(定格)5,680W(Zone D PIR考慮前)
実効消費電力約4,784W(PIR・調光実効換算)
演色性Zone A: Ra90 / Zone B・C: Ra85 / Zone D: Ra80
色温度Zone A・B・C: 2700K(電球色)/ Zone D: 3000K
照度Zone A: 200〜300lx / Zone B・C: 100〜200lx
防水等級Zone C: IP65 / Zone D: IP44(屋外対応)
調光Zone A・B・C: 0〜100%調光・タイマー制御対応
PIR制御Zone D: 人感時100%→平常時30%低輝度維持
旧照明白熱電球・ランタン型LED(非効率)・ハロゲンスポット

省エネ効果・投資回収シミュレーション

38%省エネ率
33万円年間電気代削減
12万円年間保守費削減
45万円年間総削減額
120万円施工費(税込)
2.7年投資回収期間
項目旧照明LED後差異
年間消費電力約55,000kWh約34,100kWh▲20,900kWh
年間電気代約77万円約44万円▲33万円
年間ランプ交換・保守費約12万円(屋外ハロゲン等の頻繁交換)約0万円▲12万円
年間総コスト約89万円約44万円▲45万円
施工費120万円
単純回収期間2.7年

施工の流れ

  1. 施設コンセプトヒアリング・照明デザイン提案:「星空が見える・焚き火が映える・安全な夜道」という施設コンセプトに合わせた照明方針を策定。色温度・照度・調光パターンの3軸で設計。
  2. Zone C(バーベキューエリア)先行サンプル点灯:施工前に2700Kテープのサンプルを現地で点灯。焚き火点火後との色調バランスをオーナーと確認し、調光レベル(焚き火時30%)を確定。
  3. Zone D(パスウェイ・トイレ)施工:PIRセンサー設置と防水配線を優先施工。営業への影響が最小のエリアから開始し、足場・電源工事を集中的に実施。
  4. Zone A・B施工:管理棟・コモンエリアのアルミプロファイル取り付けと調光コントローラー接続。タイマープログラム設定(日没後3h→50%、深夜0時→20%)。
  5. Zone C(屋外)施工:IP65防水COBテープを外構フレーム・パーゴラ・テーブル脚に設置。雨・結露対策のシリコンシール処理を全接続部に施工。
  6. 最終点灯確認・タイマー試運転:夜間に全ゾーンを同時点灯し、オーナーと照度・色温度・調光動作を確認。タイマー自動制御の動作を1週間試運転して本稼働。

キャンプ場・グランピング施設照明品質チェック比較表

チェック項目 旧白熱・ハロゲン照明 COBテープLED 改善効果
焚き火・星空との色調調和(色温度)ハロゲン2800Kは近いが低効率・発熱大2700K電球色で焚き火の炎と違和感なく共存グランピング体験の没入感・SNS映えの向上
調光による夜間演出制御調光非対応または別途調光器が必要0〜100%調光+タイマー自動制御時間帯に応じた照度変化で自然な夜の演出
屋外防水耐久性雨・露・虫対策が弱く頻繁交換が発生IP65防水・設計寿命50,000h屋外設置での高耐久性・保守コストゼロ
パスウェイ安全照明夜間通路の照度不足・転倒リスクPIR連動で人感時100%・平常時低輝度維持暗い星空を楽しみながら安全な夜道を確保
発熱量・テント内安全性ハロゲン・白熱灯は発熱大(火災リスク)低発熱・テント内使用でも熱によるリスクなしグランピングテント内装飾照明への安全な使用
光害・近隣環境への配慮拡散光が周辺環境・自然環境に影響指向性・調光で光量を最小限に制御星空観賞への影響を最小化・光害対策
省エネ・オフシーズン維持費白熱・ハロゲンは待機電力・常時発熱が大38%削減・待機時は調光最低輝度で省エネオフシーズン閑散期も電気代を最小化
保守管理の容易さ屋外ハロゲン・電球の頻繁交換(高所含む)設計寿命50,000h・交換作業なし年間12万円の保守費削減・管理工数大幅低下

お客様の声

「以前のハロゲン電球を全て2700KのLEDに換えてから、お客様の『雰囲気がいい』という声が明らかに増えました。焚き火と照明の色が馴染んで、写真を撮っても自然な温かみが出るようになりました。タイマーで夜12時以降は暗くなるようにしたら、星空がよく見えるようになったとご好評もいただいています。」(長野県・グランピング施設 オーナー)

「屋外の電球は雨が降るたびに壊れることが多く、シーズン中は毎週のように交換していました。COBテープはIP65対応なので、今シーズンは一度も交換が発生していません。管理が格段に楽になりました。」(山梨県・キャンプ場 施設管理担当)

「焚き火点火後に照明を30%まで落とす設定にしたら、お客様が『本物のキャンプみたい』と喜んでくれるようになりました。2700KのLEDは炎の色に馴染んで、まるで照明だと気づかれないくらい自然です。星空観賞の時間帯は20%に下げると、天の川まで見えると喜ばれています。」
失敗事例:「防水未対応の格安LEDテープをバーベキューエリアに設置して1シーズンで全滅」

IP20の防水なし格安LEDテープをバーベキューエリアの外構フレームに設置したケースがあります。最初の雨天キャンプ日に多くのテープが不点灯になり、シーズン中の緊急交換費用が初期購入額の5倍に。屋外・半屋外エリアには必ずIP44以上(直撃雨エリアはIP65)の防水品を選定してください。

2027年問題:屋外ハロゲン・蛍光灯の在庫枯渇でキャンプ場の保守コストが急増

よくあるご質問

Q. キャンプ場・グランピング施設に最適なLEDの色温度は?
A. グランピング・キャンプ場には2700K(電球色)が最適です。焚き火の炎に近い暖色で自然の夜の雰囲気に最も馴染みます。5000Kの昼白色は人工的な白さが際立ちアウトドア体験の没入感を損ないます。機能性が必要な箇所のみ3000Kを補助照明として使うゾーン設計が効果的です。
Q. 屋外のキャンプ場照明に必要な防水規格は?
A. バーベキューエリアや屋外パスウェイにはIP65以上の防水COBテープLEDが必要です。IP65は水の噴射にも対応しており、雨・結露・飛び火にも耐えます。テント内装飾や屋根付き共用部はIP44で対応できますが、屋外直撃エリアは必ずIP65を選定してください。
Q. グランピング施設でタイマー調光制御はどのように設定しますか?
A. 日没〜22時は100%点灯、22時〜0時は50%(食事・焚き火タイム)、0時以降は20%(常夜灯・星空観賞モード)という3段階タイマーが一般的です。PWM調光コントローラーのタイマー機能付きモデルを使えば自動制御が可能で、管理スタッフの手動操作が不要になります。

キャンプ場・グランピング施設の照明改善をご検討中の方へ

LED PRO SHOPでは業種別の最適なLED照明製品を取り揃えています。色温度・演色性・防水規格ごとに絞り込んで、施設に合った製品をお選びください。

LED製品一覧を見る →

※本事例の数値(省エネ率・削減額・回収期間等)は導入施設の実測データおよびシミュレーション値です。施設規模・使用状況・電気料金単価により異なります。詳細はお問い合わせください。